やまんばの里山だより

vol.5森と人との共生とは

写真:やまんばの家の薪ストーブの煙

森の木を使う暮らし

やまんばの森にも薪ストーブの煙が立ち上る季節になりました、私達の活動のひとつに、枯れた木や不用な木を活用する「やまんば薪ストーブクラブ」があります。最近、灯油を使わずに薪ストーブで冬を過ごす人達が増えてきました。メンバーの中には、毎日の調理も薪ストーブで行う人もでてきました。

 

写真:やまんばの家の薪ストーブ

もともと、木は空気中の二酸化炭素を吸って体の中に閉じこめています。燃やすことで、二酸化炭素が空気中に放出されますが、明るくなった森の若い木が成長することで、再び二酸化炭素を吸収するため、空気中の二酸化炭素は増えないのです。若い森は生長量が旺盛なため、より多くの二酸化炭素を吸収することができると言われています。薪はカーボンニュートラルで、とてもエコロジーなエネルギーなんですね。

写真:薪割りの様子

暖房に灯油やガスを使わないことで、家庭から出る二酸化炭素が減ります。そう、個人でもできる地球温暖化防止への貢献です。また、お天気のよい日に、汗だくになって丸太を運んだり、無心に薪を割っていると、わが身の運動不足を解消することにもなります。これぞ、まさしく里山ダイエットですね。

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