2012年10月20日(土)、おはようページ会員のみなさんと滋賀県米原市にある里山「やまんばの森」に行ってきました!素晴らしい晴天に恵まれて絶好の体験日和となりました。
朝9時JR米原駅東口に全員集合。さっそく貸切バスに乗り込んで日光寺にある「やまんばの森」へ向かいます。
まだ紅葉には早い時期でしたが、秋の田園風景が広がる里山の景色の見事なこと。日本の自然の美しさを感じます。
ここで待っていてくださったやまんばの会のみなさんと初対面。理事長の伊藤さん、事務局長の廣瀬さんから挨拶がありました。一日の流れや注意事項を聞いた後、手作りの名札作りです。続いてストレッチ体操!今日一日怪我がないように体をほぐします。
さあ、活動開始です。何はともあれ、まずは「やまんばの森」に入り、森の働きや木について学びましょう。廣瀬さんのあとに続き、森に入っていきます。
廣瀬さんから、手入れされた森と手入れされていない森の違い、森の働きと人との関わりなどの説明を受けます。森の中から空を見上げたり、下草の生え具合や植物を見つけたりして、一人ひとりじっくり観察しました。
小鳥の声、風の音が聞こえてきてなんとも気持ちがリラックスする時間でした。
次に場所を移動して、手入れがされていない森に行きました。この森は竹が繁殖しています。手入れされていない森の暗さを体験しました。
森を出て「やまんばの家」に戻り、事前に配られた「里山のーと」にそってレクチャーを受けます。なぜ森が変化してしまったのか、どうやって森を守ればよいのか、いま私たちが出来ることは何なのか。参加者全員が森について考える時間となりました。
お待ちかねのランチはまずはピザ作りから。やまんばの会のスタッフの方にお手伝いいただき、ピザ生地の上にソーセージや野菜、チーズなどのトッピングをのせて準備をします。ウィンナー、ぶどう、チョコ、チーズが中に練りこまれた手作りパンと一緒に石窯で焼きます。石窯の中は高温なので5分足らずであっという間に焼きあがるのです。
焼きたてのピザとパンを熱々の豚汁と一緒にいただきます!山の中でいただく食事の美味しいことといったら!忘れられないランチタイムとなりました。
食後は、子どもたちはため池でザリガニ釣り。大人も近くを散策したり、写真を撮ったりと、秋の日差しを浴びながらのんびりとくつろぎました。
森の手入れ(間伐)をすると木が切り出されます。この木を使ってネイチャークラフトが楽しめます。メニューはどんぐりをあしらった記念プレートと、切り出した竹を使った箸作りの二種類。スタッフのみなさんに教えていただきながら各自好みのクラフトを体験しました。
午後はいよいよ森の手入れ、木の間伐の体験です。 今年で4回目となるこの里山体験での間伐作業ですが、なんと間伐する森の入り口に「げんきいろの里」という看板を立てていただきました!ありがとうございます!森に入ってみると以前は真っ暗だった森が、この4年の間伐でかなり明るい森になってきたことが実感できました。
スタッフの方にサポートしていただきながら、のこぎりを使って木を切り倒していきます。木の種類によって切りやすさが異なり、細い木なのになかなか倒れなかったり、太くてもあっという間に倒れたり。実際に、木を1本切ると、空が広がってぱーっと光が入ってくることが実感できます。さらに倒した木を切り分け、森の外に運び出します。これが薪やチップ(木片)となりまた使われるのです。
木を切ることで何が生まれるのか、その作業の意味を考えながら、参加者全員が良い体験ができたと思います。
里山体験もいよいよ終了が近づいてきました。最後に、グループ別に感じたこと、気がついたことなどを発表していただき、今日一日を振り返りました。そして再びバスに乗り込み3時半に米原駅に到着し、解散となりました。
今回も怪我や事故なくお天気に恵まれて素晴らしい体験となりました。短い時間でしたが、参加者一人ひとりが、人間と森との関係、これから森や自然とどのようにつき合っていったらよいのか、普段の生活の中で森を守ったり意識するにはどうしたらよいのかなどをじっくりと考えられたのではないでしょうか?
参加者のみなさん、廣瀬さん、やまんばの会のみなさん、本当にありがとうございました!